デッドリフトと言えば、バーベルやダンベルなどを利用して背中やお尻などの筋肉をフル活動させながら鍛えて行くトレーニングです。
ベンチプレスとスクワットと併せてBIG3の中の種目の内の1つと言う事もあり、老若男女問わずデッドリフトで日々汗を流している方も多いのではないでしょうか?
このデッドリフトと言う競技は正しいやり方で実践をしていかないと怪我をしやすい種目としても知られていますが、それ以上に得られる効果と言うのが非常に役に立つ事ばかりなんです!
今回の記事では、デッドリフトで得られる効果とは一体何なのか?続けるメリットやおすすめしたい方など、一挙にご紹介して行こうと思います。
Contents
デッドリフトで得られるメリット!
腰痛を予防してくれる!
デッドリフトで得られる効果として、やはり1番嬉しいのはこの腰痛を予防してくれるではないでしょうか。
何もしていないのに腰が痛くなってしまう原因としまして、体重を支えるための筋力が低下していることが原因として挙げられるんですね。
年齢を重ねるとともに体力は衰えて行くのはもちろんの事、仕事や家事などで忙しさを感じ、身体を鍛えると言う習慣が付いていないと言う方が多いんです。
逆を言えば、毎日仕事に追われながらも、合間を見つけては適度に筋力トレーニングとしてデッドリフトやウォーキングなどを行っている方は、身体の衰えを知らない毎日を過ごせているはず!
確かにデッドリフトは腰の筋肉を大きく使うトレーニングですので、行っている最中やトレーニング直後は筋肉痛に悩まされる事があるかと思いますが、それは一時的なもの。
自分に合った重量で的確にこなしていけば、次第に筋肉が発達して腰痛改善してくれる効果を実感する事が出来るでしょう!
服を着た時のスタイルが良くなる!
皆さんは例えば、白人の方のモデルさんを見た時に「カッコいいなー綺麗だなー」と感じる事はありませんか?
私もよくファッションに関する雑誌を読むのですが、プロポーションの良さに毎回惚れ惚れとしてしまいます。(笑)
どうして彼らはあらゆるファッションをいともたやすく着こなせるのだと思いますか?そこには筋肉の付き方が関係しているんです。
私たち日本人(アジア人)の場合は、どちらかと言うと体の前面である大胸筋や大腿四頭筋が発達しやすいと言われているんですね。
その一方で、白人の場合ですと、体の後面である背中やハムストリングス(太ももの裏側)が発達しやすく、後部の筋肉を発達させる事でバランス良く見えるようになります。
批判をするつもりはさらさら無いのですが、横から見た時に背中からお尻にかけてストンと一直線になっていると洋服の良さを活かしきれていない体型であるように思います。
どうしても日本人は、着こなし力がアップする背中の筋肉は何もしないでも発達させると言う事は厳しいです。そこで、何かしらのトレーニングをしなければいけないと言う事ですね。
そんな時に是非とも行っていきたいのがこのデッドリフトです!
デッドリフトを本格的に取り組んでいく事で、背中から腰にかけての脊柱起立筋、肩甲骨周りの広がりを補助してくれる広背筋ですとか、さらにはお尻やハムストリングスまで総合的に使われていきますので、体後面の筋肉を満遍なく鍛える事が出来ます。
特に筋トレに取り組んでいないと、横から自分の姿を見た時に背中がどうしてもペタン、と絶壁のようになってしまいますが、背中を鍛えておく事でメリハリのあるダイナミックな背中を作り出す事が出来ます。
少しでも服をお洒落に着こなしたいのであれば、ファッションセンスを磨くと共にこのデッドリフトも是非試してみて下さいね。
背中を大きく鍛える事が出来る!
背中を鍛える事が出来るトレーニングは、デッドリフトの他にはラットプルダウンや懸垂、ベントオーバーロウなどがあります。
ですがこれらのトレーニングよりもデッドリフトが優れている点、それは鍛える事が出来る範囲に違いがあるんです。例えばラットプルダウンであれば背中の上部の筋肉を鍛える事が出来ますが、下部にはあまり効かせられる事は出来ません。
それに対してデッドリフトであれば、先ほどにも申し上げた通り、脊柱起立筋や広背筋さらにはお尻の筋肉も複合的に使われていきますので、まとめて鍛えたいと言う方にはおすすめです。
特に初心者さんの場合は、まだまだ全体的に筋量が少ないケースが多いと思いますので、最短ルートで背中の筋肉を発達させたいのであればこのデッドリフト一択ですね。
さらにはラットプルダウンなどと比べれば割と高重量も扱える種目ですので、筋肉を発達させるだけでなく最大筋力も身に付けたい時などにも効果を発揮する事が出来ます。
体幹部の強化にも
デッドリフトでは体幹の一部である、背中周りの筋肉をダイナミックに鍛える事が出来ます。
人間の身体には目に見えて分かる「アウターマッスル」と身体の深部に隠されている「インナーマッスル」の2種類があり、デッドリフトではこの内のアウターマッスルがメインで使われます。
このような体幹部がきちんと鍛えられていると、あらゆるスポーツでも活かせられるようになりますので、パフォーマンスを高めて行きたいと言う方には最大限の効果を実感出来るのではないでしょうか。
特にパワーが求められる競技である、ラグビーやアメフト、柔道やレスリングなどを専門としている方は、積極的に取り組んでいく事が望ましいです。
ライバル選手にパワー負けしないためにも、デッドリフトで安定した体幹部を手に入れられるように日々精進して行きたいですね。
脂肪燃焼効果が促進!
デッドリフトは主に背中の筋肉が鍛えられ、動作の補助としてお尻からハムストリングスまでの筋肉を一度に鍛える事が出来るとても優れた種目です。
実は、これには脂肪燃焼効果も大きく関係しているんですよ!筋力トレーニングを行うと、筋肉内で消費されるエネルギーがグンと高まります。特に身体の中の大きな筋肉を動かす事で、爆発的に消費エネルギーを加速させていくんです。
よくダイエットをするために運動をすると言うと、上体起こしなどの腹筋運動を思い浮かべる方もいらっしゃるかと思うのですが、腹筋と言うのは体の中でも比較的小さな筋肉ですので、どれだけ頑張っても消費カロリーと言う点から判断するとあまりおすすめは出来ないんです。
腹筋100回はスクワット1回分と言うのを目にしたこともありますが、まさにそれに近い感覚ですね。
そのため、例えば体の中でも特にお腹痩せをしたい!と言う場合であれば、腹筋だけを中心にやり込むのではなく、使う筋肉の量が多いデッドリフトも併せて行っていく事でよりお腹の脂肪燃焼に効果があると言う訳です。
デッドリフトはあらゆる筋肉を総動員させて行いますので、通常の筋トレよりも苦しさも数倍に膨れ上がりますが、辛い分だけ脂肪燃焼も促進されていきます。
今度こそ本気でダイエットを成功させたい!のであれば、女性で筋肉が少ない方であっても積極的にデッドリフトを取りいれてみてはいかがでしょう!
デッドリフトのデメリットは?
筋肉痛になりやすい
やはりデッドリフトの1番のデメリットはこれだと思います。
大きな筋肉をダイナミックに動かしますので、終えた直後ですとか翌朝目が覚めた時などには激しい筋肉痛に襲われると思います。
特に、これまで運動をしてこなかった方や筋トレを行っていたけど数年のブランクがあると言う方の場合、歩くのもしんどいレベルの筋肉痛になる事も。
私ぐらい筋トレ歴が長いと、そこまで激しい筋肉痛になる事もないですし、むしろ動けなくなるレベルの筋肉痛に快感を覚えるぐらいなのですが・・・。(笑)
筋トレが続かない原因の1つには、この筋肉痛が原因で止めてしまうと言う方も多いです。
デッドリフトを行った後はしっかりとストレッチやクールダウンをする、痛みを感じたら無理はしないなど筋肉痛にならないような工夫をする事も大切です。
ここを乗り越えさえすれば後はデッドリフトが楽しくなってくるはず!?
怪我をしやすい
デッドリフトは体の後部を満遍なく鍛える事が出来る反面、怪我をしやすい競技であると言う事も忘れてはいけません。
当然ですが、自分が上げられる限界の重量以上の重さでトレーニングを継続していけば、最初は大丈夫でもいつか体にボロが出て怪我をしてしまいます。
まずは、闇雲に上手い人の見様見真似でトレーニングをするのではなく、最初は余裕を感じられる重量でも大丈夫ですので、自分に合った重さで継続して行きましょう。
自分が無理なく上げられる重量+正しいデッドリフトを実践して行けば、余程ストレッチなどを怠らない限りは大きな怪我に繋がるリスクは確実に減ると思っています。
器具が無いと行えない
デッドリフトはバーベルもしくはダンベルを利用したトレーニング方法ですので、これらの器具が無いと行えないと言うのもデメリットの1つになりますね。
近くにジムがないですとか、あっても時間の都合が合わない事が原因でバーベルを利用したデッドリフトが出来ないのであれば、自宅にトレーニングセットを用意するのも1つの手段になります。
さすがにパワーラックを設置するのはハードルが高いかと思いますので、ダンベルセットでも十分大丈夫です。バーベルでなくてもダンベルデッドリフトでも十分効果はありますからね。
フラットベンチもしくはインクライン機能が付いたベンチ+ダンベルセットであれば、色んな種目が畳一畳分のスペースでトレーニング出来るようになりますので、金銭的に余裕があると言う場合は自宅に器具を設置してこの問題を解決するのも良いかもしれませんね!
デッドリフト効果のまとめ
まだまだ探せばいくらでもメリットがあると思いますが、ざっと考えられるだけでもこれだけの効果を実感する事が出来ます。
デッドリフトは怪我をしやすい、筋肉痛に悩まされやすい、器具が無いと実行出来ないと言う難点がありますが、行える環境にいるのであれば積極的に取りいれていきたいですね!
美しい姿勢を手に入れたい、ダイエット効果をより高めて行きたい!と言う方には、デッドリフトほど優れた種目はないと言っても過言ではありません。