まだまだバーベルやダンベルが軽い内は平気なんですが、だんだん高重量になってくるとデッドリフトで吐き気を覚えると言う方も少なくないようです。
せっかく背中をハードに鍛えようと思っていたのに、体調が悪くなって吐き気やめまいに襲われてしまうと、モチベーションも低下してしまいますよね・・・。
私も筋トレを始めたばかりの初心者の時は、闇雲に身体を鍛えていて無理をし過ぎたせいか、何度か気持ち悪くなってしまった経験もありますからよく分かるんです。
汚い話しですが、youtubeとかでもたまーにデッドリフトの動画を見ていると、戻しちゃっているシーンを見かけてしまうほど、デッドリフトと吐き気は切っても切れない存在なのかもしれませんね。
それでは、デッドリフトで吐き気を感じた時の対策について書いていきたいと思います。モチベーションをダウンさせないために、しっかりと吐き気対策をして行きましょう!
どうして吐き気を感じてしまうの?
まずは、吐き気を感じてしまう原因についていくつかピックアップして行こうと思います。
これらの原因に自分が当てはまっているかどうか、トレーニングをしている状況を思い浮かべてみて下さい。
高重量で無理をしている
デッドリフトと言う種目は、脊柱起立筋や大殿筋などの比較的身体の中でも大きな筋肉を使っていきます。
自分にとって重すぎる重量でデッドリフトを行ってしまいますと、全身の力を大きく使う事になり血圧が急上昇してしまうんですね。
血圧が高くなる事で、脳への流れる血液の流れに異常をきたして、吐き気を刺激する嘔吐中枢に働きかけてしまう事で気持ち悪くなったりめまいを起こしてしまうんです。
筋肉を発達させたい、筋力アップして行きたいのであればある程度は高重量を扱う必要がありますが、まだ筋トレに慣れていない内は無理をするのは止めておいた方が良いかもしれません。
呼吸を行っていない
ついついデッドリフトの動作に集中してしまいますと、呼吸をする事を忘れてしまう人って意外に多かったりします。
これは特に重量が高ければ高いほどその傾向が強く、動作前に息を吸い込んだ後、最後にバーベルを降ろすまで無呼吸のまま継続してしまうと言うパターンですね。
息を止めていた方が確かに腹圧を保ったままデッドリフトが行えるためやりやすいのですが、呼吸を止めている事と、さらに上の血圧が高くなってしまう事が原因でバーを降ろした後に吐き気やめまいに襲われる事があるんです。
デッドリフトだけでなく色んな筋トレでもそうですが、力を発揮している時にはしっかりと息を吐きながら行い、力を緩めて行く際には息を吸って酸欠やめまいにならないように気を付けて行きましょう!
トレーニングベルトを締め続けている
デッドリフトやスクワットなどのトレーニングをする時に、トレーニングベルトを着用しながら行っている方も多いと思います。
しっかりと腹圧を高めてくれますので、腰への負担も軽減されますので、初心者であっても出来る限り付けて行きたいトレーニングの必需品です。
さて、デッドリフトで吐き気を感じている方に質問なのですが、トレーニングのセット間にはこのトレーニングベルトはきちんと外されていますでしょうか?
実は吐き気を感じる原因の1つにトレーニングベルトの付けっぱなしがあります。腹圧を高めてくれる有能なベルトですが、それが仇となって呼吸の妨げになっている可能性があると言う訳ですね。
特にデッドリフトを終えた直後って、背中やお尻の筋肉をフル活動させていますので、呼吸も乱れがちで一刻も早く酸素を体中に行き渡らせる必要があるのですが、ベルトが呼吸の邪魔をしてしまっているんです。
いちいち付けたり外したりするのは少々面倒に感じるかもしれませんが、吐き気やめまいを日常的に感じているようであれば、これを徹底するだけでも結構変わるような気がしますよ。
デッドリフトはやらなくてもいい
それでも色々な対策を取ったにも関わらず、デッドリフトで吐き気を感じると言うようであれば思い切ってやらなくてもいいかもしれません。
脊柱起立筋や大殿筋、僧帽筋やハムストリングスを鍛えるトレーニングと言うのは、必ずしもデッドリフトだけである必要もないですからね。
一度に色々な部位を鍛えられるため、時間のない方や今後パワーリフティングとして本格的に挑んでいきたいのであれば必須ですが、健康志向として筋トレをしているのであれば別のトレーニングでも有効です。
もしくは高重量で行うのではなく、低負荷高回数で呼吸を意識して行い、セット間もきちんとベルトを外して呼吸を整えて行けば、吐き気を感じるのも少なくなるかもしれません。
デッドリフトと吐き気のまとめ
吐き気を感じてしまうと、本当にモチベーションって失われてしまう事が多いです。
まだまだ筋トレそのものを始めたばかり、と言う方であれば、いくら上の対策を徹底していたとしても体が慣れておらず吐き気をもよおす事もあります。
ですが、次第に体も適応していけば、よほど追い込んだ重量でドロップセットなどを行わない限りはめまいや気持ち悪くなる事はかなり軽減されるのではないでしょうか。
デッドリフトだけでなく、さらに詳しい吐き気対策を知りたいと言う方は、筋トレで吐き気や頭痛に襲われる!取るべき対策をドドンと紹介!のページが参考になるかもしれません。